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「かえりみちに、よんでね。」創刊号

「かえりみちに、よんでね。」創刊号

古本屋かえりみち」の池田望未さん(文)と、イケダイクミさん(表紙画)による、ちいさな冊子。

「目の前で読まれると照れくさい、けれどやっぱり読んでほしい」──そんな気持ちを込めて、手紙のようにたいせつに書かれたエッセイです。

創刊号のテーマは「たねやのこと」。

2025年6月末まで「古本屋かえりみち」があった、春日井市・勝川駅前商店街の古民家「たねや」についてのお話です。

出会いから、そこに集う4つのお店のこと、そして「まち起業シェア店舗TANEYA」をふりかえり、今に繋がる物語をまとめました。

もともとはイベントのために短い文章を書こうとしたことがはじまりでした。けれど言葉は想像以上にふくらみ、思いがあふれて長くなってしまった。
「それなら一冊にまとめてみよう」──そんな流れで生まれたのが、この創刊号です。

読んでいると「建物」や「商店街」を超えて、人が関わり合いながら場所を耕していくことの豊かさが伝わってきます。

話題の手書きエッセイ「道草はいつも、くもり空の下で。」をはじめ、池田望未さんの文章は、暮らしの中の小さな風景や心の動きを、肩の力を抜いた言葉でつづります。

引っ越しや旅の記録など、個人的な体験を描きながらも、読む人が自分の記憶や感覚を重ねやすい余白があります。

素朴で、時にユーモラスな視点が思わず微笑みを誘い、どの場面もすっと心に入ってくる。そして、読み終えたあとには静かな余韻が残ります。

池田さんの描く情景や心の動きは、読む人自身の体験と重なり合い、そっと心に響いていきます。

「かえりみちに、よんでね。」創刊号

500円(税込)

池田 望未
古本屋かえりみち(2025/9/25)
A5判・全8ページ